ライ麦畑でつかまえる!?

 森の中にある児童施設のホールに作品を・・とのご依頼で、取材に行ってきました。
園長先生自ら重機で山林を開墾して何年もかけて出来上がった素敵な場所です。
興味津々の子供達に囲まれ、質問攻めにされながら、写生中にふと思い出したのは、サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」に出てくる、主人公が語った「将来やりたい仕事」です。


「広いライ麦の畑やなんかがあってさ、そこで小さな子供たちが、みんなでなんかのゲームをしているとこが目に見えるんだよ。何千っていう子供たちがいるんだ。そしてあたりには誰もいない――誰もって大人はだよ――僕のほかにはね。で、僕はあぶない崖のふちに立ってるんだ。僕のやる仕事はね、誰でも崖から転がり落ちそうになったら、その子をつかまえることなんだ――つまり、子供たちは走ってるときにどこを通ってるかなんて見やしないだろう。そんなときに僕は、どっかから、さっととび出して行って、その子をつかまえてやらなきゃならないんだ。一日じゅう、それだけをやればいいんだな。ライ麦畑のつかまえ役、そういったものに僕はなりたいんだよ。」
(訳文より抜粋)

 

ライ麦畑で走り回る子供達が崖から落ちないようにつかまえる仕事をしたい。・・・この瞬間はもしかしたらそんな仕事なのかもしれない。と思えた途端、本当に幸せな気分に包まれました。

神さまから戴いた恩寵のような時間と、そんな気分を味あわせてもらった子供たちと園長先生ご夫妻、スタッフの皆様に感謝です。

 


ありがとうございました!

「FUKUYAMA100TH×ROSES.TOTEBAG ART PROJECT in 福山」から始まった、NPO法人ROSES&広島県福山市主催のプロジェクト、間もなく終了です。ご協力いただいた皆様、本当に有難うございました。また、私の作品にご入札参加いただきましたお客様には重ねて感謝申し上げます。
郷さくら美術館(中目黒)の展示も5月28日までとなりました。すっかり葉桜ですが、木陰を渡る風が心地よい季節です。雑貨屋さん、カフェめぐりがてら、是非おでかけくださいませ。

今回の「春の院展」出品画「森想い」は動物園で写生したこどものムササビがモデルです。
夜行性動物のため、照明がほぼない状態でしたが「心眼」(?)で・・・。
次に訪れた時、その子はもういませんでした。
信州の森で、木から落ちている状態で保護されたのを動物園で飼育して3か月目だったそうです。
お母さんとはぐれてどんなに心細かっただろう、故郷の森に帰りたかっただろう。。。そんな事を思いながら描きました。7月に、横浜そごう美術館、10-11月に栃木県さくら市ミュージアムに巡回致します。ご覧いただける機会がありましたら、嬉しい限りです。
どうぞ宜しくお願い致します。

 


「FUKUYAMA100TH×ROSES.TOTEBAG ART PROJECT」チャリティ・ネットオークションご案内です

FUKUYAMA100TH×ROSES.TOTEBAG ART PROJECT in 福山 での展示も3/20(月・祝)をもちまして、好評のうちに無事終了致しました。トートバッグ作品は、引き続きオークションでの出展で、5/6(sat.)までとなります。毎週15名のアーティスト作品を「Reu ファンディング オークション」http://reu.auctions.yahoo.co.jp/project?id=1082 にて順に発表中です。

収益金は全額 国際NGO団体 Room to Read http://japan.roomtoread.org/ に送金されます。
広島県福山市藍染デニムトートバックに福山市の市花「ばら」にちなんで、市川バラ園のオリジナルローズを耐水性染料で描いた作品のネットオークション出品は4月22日(sat)〜4月29日(sat)となります。バックの裏地には、紅花染めのリネンをつけて、使う人がバックを開いた時にパッとPINK が覗いて柔らかい気持ちになれますように・・・との思いをこめました。
どうぞ宜しくお願い致します。