あこがれの明清絵画~日本が愛した中国絵画の名品たち~

あこがれの明清絵画~日本が愛した中国絵画の名品たち~展@静嘉堂文庫のトークショー&ブロガー内覧会に行ってきました

 10月28日(土)~12月17日(日)迄開催予定の展覧会を拝見して来ました。ブログもFBページもお休み状態でしたが、お話をされるのが河野元昭先生(静嘉堂文庫美術館館長)、板倉聖哲(まさあき)先生(東京大学東洋文化研究所教授)、ナビゲーターが人気ブロガー「青い日記帳」ことTakさん。とあっては行かない訳にはまいりません。

 いつもは静嘉堂文庫美術館の最寄東急田園都市線「二子玉川」駅からは歩いて20~25分ほどの気持ちのいいお散歩コースですが、残念ながら昨日はあいにくの雨模様でした。(駅からバス、タクシーもあります)美術館のアクセスページにも載っているとおり、小田急線成城学園駅からのバス、タクシーもあります。


 10月28日(土)~12月17日(日)迄開催予定の展覧会を拝見して来ました。ブログもFBページもお休み状態でしたが、お話をされるのが河野元昭先生(静嘉堂文庫美術館館長)、板倉聖哲(まさあき)先生(東京大学東洋文化研究所教授)、ナビゲーターが人気ブロガー「青い日記帳」ことTakさん。とあっては行かない訳にはまいりません。

 いつもは静嘉堂文庫美術館の最寄東急田園都市線「二子玉川」駅からは歩いて20~25分ほどの気持ちのいいお散歩コースですが、残念ながら昨日はあいにくの雨模様でした。(駅からバス、タクシーもあります)美術館のアクセスページにも載っているとおり、小田急線成城学園駅からのバス、タクシーもあります。


玉川高島屋のほうへ向かい、商店街、住宅街を抜けて途中、美味しそうなケーキ屋さん、ファミリーマート、スーパーマーケットを抜けて美術館に到着、ちょっと長めの坂道を登ると、お目当ての静嘉堂文庫美術館です。http://www.seikado.or.jp/exhibition/index.html

静嘉堂文庫美術館というと、岩崎家(三菱)代々の美術収集品を収蔵、日本美術はもとより中国絵画、陶磁器のコレクションでも有名です。お天気が良ければ、美術館後方の庭園も是非ご覧ください!館内、庭園内は飲食禁止ですが、ゆっくりお茶が飲める休憩室もあります。

なお、本ブログの館内撮影画像は今回のみ特別許可をいただいて撮影しております。

今回の展覧会コピー「若冲、応挙、谷文晁も、皆夢中になった・・・」とある通り、現在でも「日本画」の世界では「宋元画」をはじめとする中国美術を理想、目標とする処があり、私もそのうちの一人で、展覧の機会があれば、足を運ぶようにしています。展覧会場入口のところに(画像写真向かって右下)掛軸2幅があるのは、中国の画家・張翬(ちょうき)の山水図を原寸大模写した狩野探幽の模写です。原本と模写を並べて展観できる機会はめったにありません。ちなみに板倉先生によると、張翬(ちょうき)は、ちょうど雪舟が中国に渡った頃に活躍していた画家だそうで、なんとなく雪舟の山水図に影響がみられるような・・・。それにしても驚いたのは、Takさんはじめ、館長の河野先生、板倉先生もお話が面白い上に、博学で広範囲にわたるお話をしてくださいました。自分の不勉強を顧み反省しつつ、本当に感謝です!
展示会期中は、イベント、講演会などが沢山予定されているようです。
展観も兼ねて、そちらへの参加もおススメです。
また、東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅からスグの泉屋博古館分館にて開催の特別展「典雅と奇想―明末清初の中国名画展」(11月3日~12月10日)との連携企画で、泉屋博古館分館の展覧会招待券または使用済みチケットをご持参の方は、200円引きの特典があります。
(他の割引との併用は不可)

ところで、ポスターにもなっている右上写真の猫ちゃん、作者は江戸時代享保年間に中国絵画技法を伝来したとされている、沈 南蘋(しんまたはちん、なんぴん)です。今回は可愛らしいポケット版のミニサイズの図録やポストカード、リーフレットなどのアートグッズが揃っています。他にも初公開の作品が展示されており、自館の収蔵品で展覧会をできてしまう静嘉堂文庫コレクションの質、量の高さには改めて「スゴイ!!」と云わざるをえません。
http://www.seikado.or.jp/exhibition/constitution.html
画像にはありませんが、その他景徳鎮窯の青磁、漆器、青花染付、そして書など・・
「憧れの中国」を目指して秋の美術鑑賞は二子玉川へお出かけしてみませんか?

「あこがれの明清絵画~日本が愛した中国絵画の名品たち~
静嘉堂文庫美術館 2017年10月28日(土)~12月17日(日)

         午前10時~午後4時30分(入場は午後4時まで)毎週月曜日休館
入場料:一般1.000円 大高生700円 中学生以下無料(20名以上団体割引あり)
その他の割引特典、詳細などは美術館HPをご参照ください。